小さな庭の家庭菜園

小さな小さな庭でもたくさんの野菜を収穫したい!!混植栽培で多収を目指すブログです!

残渣堆肥にアメリカミズアブの幼虫がわいた話

 

 

こんにちは。カジ子です。

処理に困る残渣を使ってオリジナル堆肥作りにチャレンジしておりまして・・・


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tiisananiwa.hatenadiary.jp

 

 

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 適当に残渣や米ぬか、EMボカシ肥を入れながらやっておりました。

面倒なのと、なんか気持ち悪いので混ぜたりはほぼしていません。←おい!

ゆるーく、らくーにをモットーにやっておりました。

が!

今日、久しぶりに蓋を開けてみたら・・・・

そこは地獄でありました。

 

いつもなら虫系は写真を撮って、ネット検索するんですけど、それをする気が起きないほどの気持ち悪さ。

拒否したくなるのを必死で抑えて調べたところ、アメリカミズアブの幼虫であることが判明しました。

家庭菜園を初めて早や8カ月、だいぶ幼虫系への耐性がついてきたカジ子ですが、こいつらだけは無理。ほんと無理。

いかにも蛆っていう色。でっぷりしたフォルム。モゾモゾとした動き。2~3㎝はかたいであろう大きさ。

そしてなによりもその数!!何匹いんのよー!!!!!

無理。すべてにおいて無理。

でもこのままにするわけにはいかんだろう・・・なんだかんだ言って雑ながらも今まで育ててきたし・・・捨てるにしろ開けて中身取り出さないといけないし・・・

まずは敵をしることから始めようじゃないか・・・

 

アメリカミズアブの生態

成虫は俗にゆう便所バチと言われるやつです。カジ子が小さいころ、学校のトイレによくいました。見た目は黒いハチっぽいのですが、ハエの仲間で人を刺すことはありまでん。よく民家に侵入し、肥溜めや生ごみなどから多数発生、食べ物への混入も多く、人の消化器官に入り込み、腸内ハエ症を引き起こすこともあります。

成虫の発生時期は夏~秋。長い産卵管を使って、成虫が入れない数mの隙間にも卵を産み付ける。繁殖力が非常に強く、1回の産卵で数十~数百の卵を産む。複数回産卵される数千の幼虫がわくことも・・・

ひえええー。なんて気持ち悪いやつらだ・・・。

堆肥作りとアメリカミズアブ

物凄く食欲旺盛で、どんどん生ごみを食べていくので、堆肥作りに使えるという意見もあれば、生臭く(ドブのような臭い)水っぽい糞を大量に出し、好気性の菌に悪影響を及ぼし、いい堆肥にならないという意見もあります。

このさい堆肥の質の良し悪しは置いておきます。

カジ子的にはそんなことよりも、奴らが蔓延るのだけはとにかく防ぎたいのです。

ダッテホントニキモチワルインダモノ・・・

 

堆肥に湧いたアメリカミズアブへの対処法

 

その1 幼虫の補殺

無理デス☆

ー終了ー

いや、ほんとに、マジで、奴らだけは無理っす。

大丈夫だよっていうツワモノはスイカの皮など水分多めの生ごみを罠として入れておいて、集まってきたところを一網打尽という荒業もできるようですよ。

 

その2 熱湯・熱油をかける

いったい何リットルいるんだい?

奴らの生命力はすさまじく、どんどん下に逃げていきます。少々の高温くらいなら死なないでしょう。少量ならまだしも、ポリバケツ1杯では非現実的。

 

その3 石灰を混ぜる

幼虫でも白っぽくて小さい内は死んでしまうようですが、黒っぽく大きくなった奴らには効かないようです。

またPh度の関係で堆肥として使う時に難しくなるようです。

なによりも混ぜるなんて無理。直視できない。

 

その4 発酵熱でやっつける

発酵が上手くいってないので、虫が活動できるらしいんですよね。なので発酵促進剤、落ち葉、米ぬかなどを追加でいれて、しっかり切り替えし、正しい発酵を促して発酵熱で死滅させるとよいそうです。

すみません。直視できないので、これも無理・・・

 

その5 殺虫剤を使う

やつらの生命力はすさまじいので強い殺虫剤が必要です。ゴキジェットでも死ななかったという話も・・・

なにより、強い殺虫剤を使った後の堆肥を畑で使うのっていけない気がする・・・。

 

その6 時の流れに身をまかせ

密閉して成虫を外に出さないようにする。一説によると奴らは交尾するのにある程度飛ぶスペースがいるので、密閉した狭い空間だと繁殖しづらいようです。また寒さに弱いので冬には成虫はいなくなり、幼虫は蛹となって越冬します。冬になればあの気持ち悪い幼虫はひとまずいなくなるわけです。蛹になる時には土の表面の乾燥した部分を好む習性があるらしいので、蛹を除去するのはなんとか可能なのではないでしょうか・・。蛹ならなんとかできるかもしれない。また、できた堆肥と蛹も一緒にそのまま土に深めに埋めてしまえば、蛹から上手く羽化できず死んでしまうそうです。

 

対策1~6の中から、カジ子は6の時の流れに身をまかせるを採用したいと思います。とにかく、ポリバケツのなかにいる幼虫・成虫を決して外に出さないように密封。


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そして1月頃まで封印する。1月になたったら開封して、中の様子を確認。堆肥表面の蛹がいるであろう部分は除去して廃棄。残りは畑に深く穴を掘って埋めようと思います。1月頃は冬野菜の収穫も終わり、畑もお休みの時期ですしね。

はたしてどうなるのか?また結果はご報告します。

 

アメリカミズアブの発生を予防するには

その1 腐敗臭をさせない

 

 アメリカミズアブの成虫は腐敗臭のもとに集まってきて産卵します。できるだけ腐敗臭を出さないようにするといいようです。そのためには適度な水分量を保ち、腐敗させあいことが大切。水分過多だと空気が行き届かず、腐敗してしまいます。一方で発酵にはある程度の水分が必要ともあるので、加減が素人には難しいんですが、手でぎゅっとしぼって水気を感じる程度が理想的だそうです。

 

調べたところ

  • 生ゴミや残渣を一気にたくさん入れすぎない
  • 水気の多いものははるべく入れない、又は乾燥させてから入れる
  • 牛糞・落ち葉・ピートモス・土などを適量入れて水分量を調整する
  • 米ぬか・ぼかし肥などの発酵促進剤を入れる
  • 蓋を閉めて使う場合は結露がでるので注意
  • 残渣・生ごみを入れた後は土などで覆い、臭いがもれないようにする

以上が腐敗臭を出さないために取れる対策なんじゃないかと思います。

 

その2 卵の段階で食い止める

1度入り込まれると対処が大変です。日々観察し、卵が産みつけられていないかチェックしましょう。成虫は数mの隙間に産卵管を刺して産卵します。蓋をするだけでは弱いかもしれません。布や防虫ネットでしっかり覆うのも手です。

また、虫忌避剤を設置すれば、成虫が寄り付き辛い環境にすることも可能です。

 

 

初めての堆肥作りはアメリカミズアブによって地獄絵図となってしまいました。来年はできれば虫を発生させずにできたらいいなと思います。