連作障害とは?小さな家庭菜園の菜園計画
こんにちは!カジ子です。
我が家の小さな小さな家庭菜園。そろそろ秋冬野菜の準備を始めています。
が、ここできになるのが連作障害!!
家庭菜園をはじめてそろそろ1年。
狭い畑ですので、ぼちぼち連作障害の対策をせねばなりません。
連作障害とは?
同じ場所で同じ科の植物を育て続けると、生育が悪くなったり、病気になったりしてしまうことです。
連作障害の原因は?
その1 病原菌や害虫が増える
特定の種類の野菜を好む病原菌や害虫が、連作をすることによりどんどん増えていってしまい、病気や害虫被害にあいやすくなってしまう。
アブラナ科の野菜に起こりやすい根こぶ病などがこれにあたります。
その2 土の成分のバランスが悪くなる
植物によって必要とする栄養素は違い、連作することによって特定の種類の栄養素ばかり失われてしまう。結果、植物の成長が阻害されてしまう。
この栄養素とは微量要素(鉄、銅など)と呼ばれるものです。微量要素は通常の肥料では補えず、植物残渣・微生物などが複雑に作用しあって、少しずつ作られていきます。
その3 土の成分が悪い
野菜によっては他の植物の成長を阻害する物質を根から出すものがある。これが蓄積されるとやがてはその野菜も成長できなくなってしまう。
忌地と呼ばれるものです。
連作障害の対策は?
その1 輪作をする。
これが1番よく言われる対策ではないでしょうか。畑を4~5区画に分けて、違う科の植物をローテーションで育てるというやつです。
野菜によって連作を避けるべき期間の目安がありまして、 それを考慮しながら輪作をしていきます。
6〜7年 | エンドウ ゴボウ スイカ ナス |
4〜5年 | サトイモ シシトウ・トウガラシ トマト ピーマン・パプリカ メロン |
2〜3年 | イチゴ インゲン エダマメ カリフラワー キャベツ キュウリ ゴーヤ ジャガイモ セロリ ソラマメ ダイコン ハクサイ パセリ ブロッコリー マクワウリ ラッカセイ ラディッシュ レタス |
1年 | アサツキ・ワケギ オクラ カブ シュンギク ショウガ チンゲンサイ ニラ ホウレンソウ ミズナ ミブナ |
なし |
アスパラガス カボチャ クウシンサイ コマツナ サツマイモ ズッキーニ タマネギ トウモロコシ ニンジン ニンニク ネギ ラッキョウ |
※ 同じ科の野菜でも連作障害が起きます。
トマト、ナス、ジャガイモなどは同じナス科なので、トマトの後にナスを植えても連作障害が起きやすくなります。
これみると、とてもじゃないけど狭い我が家の畑では輪作は無理!!
マメ科なんて6~7年ですよ?
我が家の畑は頑張ってくぎっても4区画…順調に回しても4年しかあきませんよ。
マメ科なんかソラマメ、スナップエンドウ、インゲン、枝豆、落花生、季節を問わず育てたいものが色々あるんです。
夏野菜もナス科とウリ科がメインですよね。
あっという間に輪作は破たんしてしまいますよ…。
とりあえず我が家ではゆるゆる輪作作戦にすることにしました。
教科書どおりの輪作は到底無理なので、
特に連作に弱いマメ科やナス科はできるだけプランターで育てる。
同じ科の野菜を続けて育てないよう(トマトの後にじゃがいもなど)菜園計画を立てる。
でやってみたいと思います!!
この秋の我が家の菜園計画↓
トマトの後にアブラナ科(大根・白菜・キャベツなど)
かぼちゃの後にジャガイモ
キュウリとトマトの後にアブラナ科
ピーマンの後玉ねぎ
ナスの後にアブラナ科
枝豆(プランター)の後にキュウリとトマト
こんな感じでやっていきます。
その2 有機物を投入する
これも連作障害の対策によく言われていることですね。有機物をたくさんいれることで、土壌菌を増やし、土を元気にすることで、連作障害をでにくくしていきます。
牛糞堆肥・豚糞堆肥・バーク堆肥・腐葉土なんかがあがりますね。
カジ子家では残渣で堆肥づくりにもチャレンジしてますので、それも投入してみようかと思っています。
未熟な堆肥を入れると、土の中で発酵してしまい、根を傷つけたり、発酵の過程で窒素を使ってしまうため、窒素不足になることもあるので注意が必要です。